親父鉄道、好日線

赤字路線です

秘密収蔵品に、ローライコード3型、加わる。

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ちょっと花粉症で、気を失っていたら、こんなモノがなぜか手元に。
家族には秘密です。

ローライコード3型です
西ドイツ、クランケ・アンド・ハイデッカー社(ローライ)
レンズ Xenar(クセナー) 75mm F3.5

受け売りですが、覚え書きを。
こういうもんは、薀蓄に金を払ってるようなもんですから。笑

二眼レフ、「ローライ」ですが、高級機ではなく、普及機の廉価版です、
それでも、当時のサラリーマン初任給の一年分だったと言いますから驚きますね。絶対買えないよ。
高級機、「ローライフレックス」との違いは、フイルム巻き上げ機構が挙げられます。
ローライフレックスが、フイルム送りが横のハンドルをくるくる回す、レバータイプですね。
当時のオートで間違いがないようになっています。巻いてシャッターを切るだけ、って感じです。
国産の多くのカメラメーカーの二眼レフはここのコピーですね。

ところが、ローライコードは、フイルム送り、シャッター周りが簡易的、原始的になっている。
シャッターは、レバー式で、右に回してバネを掛け、左にスライドさせて切る、って形。
この3型からは、シャッタースピードが最高1/500になりました。(私が3型を選んだ理由-1)
フイルム巻上げは、ダイヤル式ですね。写るんですとかと同じようなもんと考えていい?
フイルムとシャッターは連動していません。だから2重シャッターが切れてしまいます。
使うときは写したら、巻き上げる癖をつけることですね。
わからなかったら、とりあえず巻き上げる。
ローライコードは1型(1933年)から最終型の5b型(1975年)まであるのですが、
4型までは、円形絞りでボケがきれい(3型の理由2)
3型のこのタイプから、レンズがXenar(3型の理由3)3型以前と3型の一部はトリオター
5型ではEV値連動でシャッター速度を上げれば、絞りが開くという連動機能付き。

あと、ローライコードの弱点はファインダーが暗い。
実際手にしてみて、感想は
「暗いな・・・・」
でも実際は、使い方次第だと思いました。
覗き込むようにして、塞いで見るようにすれば見える。
老眼でも大丈夫。
ルーペがついているんです。
これに目を近づければ、はい、簡易老眼鏡ですね。w

左右が逆像になっているので、構図を決めるのに、慣れが必要です。
おっとっと・・・って感じでとてもじゃないが、速射なんて無理。

4型以降は、内部反射対策が施され、逆光に強くなった(ってことは3は弱いのか?)
4型以前は、右手側に操作が集約されている。(持ち替えなくていい。3型の理由4)

つまり、便利な機能はまるで付いていない。ってことが簡易版の理由です。
複雑な基本操作を楽しみたい私にとっては、むしろ願ってもないところです、
失敗の理由が多いほど、成功したときの喜びが多いんじゃないかと。
失敗しちゃいけない写真はこのカメラじゃ撮りませんしね。